性病の検査にはどんな方法がある?結果はすぐに教えてもらえる?

女性を診ている女性

性病に罹っているかどうかの検査は病院などの医療機関の他、保健所などの一部公的機関でも受けることが出来ます。そこでは一体どのような検査を受けることになるのか、そのための準備にはどんなものがあるのか、その詳細についてご紹介しますので、受ける際の心構えをしておくといいでしょう。

まず、医師の問診や診察などによって病気に概ねのあたりをつけることから検査が始まることが多いです。男性であれば排尿痛や排膿の有無などを尋ねますし、女性であれば特徴的なおりものが出ていないか、外陰部における炎症の有無や月経の重さが変わっていないかなどについて尋ねます。ウイルス性の疾患である尖圭コンジローマでは特徴的なイボが外陰部に形成されるため、視診によっても概ね病原体の種類が分かるようなケースも少なくありません。

オーソドックスな検査は材料をもとに病原体を検索するなどの方法です。この材料、というのは患者さんの身体から採取されたもの、例えば血液やおりもの、膿などであり、これらの材料を元に原因微生物を特定します。血液検査では病原体に対する抗体が出来ている可能性があるため、特徴的な抗体が無いかどうかを検索し、もし見つかった場合は感染に対する免疫反応として抗体が出来たものと考えて感染を強く疑います。ウイルスは多くの施設で用いられる光学顕微鏡では決して見ることが出来ないため、抗体などの間接的にウイルス感染の存在を示唆する変化を見つける検査に頼らざるを得ません。抗体の有無を調べる検査であれば、その日のうちに検査結果を聞くことが出来るなどスピーディーに検査と診断が行われることになります。

クラミジア感染症や淋菌感染症などの性病が疑われる場合には、病原体の遺伝子を解析するという手法によって感染している病原体を特定します。これらの病原体は顕微鏡で確認したとしても、見た目が似通った他の細菌との区別が大変難しく、また細菌数が少ないと確定診断を下すことが出来ないので遺伝子解析という手法が一般的なのです。また、培養できる淋菌などの感染が疑われる場合には、患者から採取したおりものや膿を培養してみる、などの方法がとられることがあり、ある決まった方法下でしか増えない菌などは培養することでその存在が判明することもあります。遺伝子の検索は一両日中に結果が出ますが、菌の培養を考える場合は最低でも一週間の時間が結果を出すまでに必要であり、治療をすぐ開始しなければならないケースでは推定で投薬を開始することもままあります。